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2005-03-02

ACT クリエイターズ BOX 東急店に行ってきました (2005/02/24)

ACT クリエイターズ BOX 東急店
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蒲田駅を出て、ショッピングモールの中を通り抜け、東急ストアの 6 階に行くと、おしゃれな雑貨や文房具がたくさん置いてある一角に、万年筆を扱っている売り場がある。どこからどこまでが ACT クリエイターズ BOX なのか結局わからずじまいだったが、万年筆の充実ぶりには大満足。

輸入物もあるが( rotring の ArtPen や SHEAFFER のカリグラフィーセットなども置いている)、ここでのお目当てはやはりセーラー。ここは長原宣義氏の作るペン(こちらにペン先の一部についての解説あり)を扱う国内最大のお店として著名なところなのだ。

さまざまな色のインクを「ふでDEまんねん」のペン先で試し書きできるコーナーがまず目に付いたので、すべての色を試してみる。同じ字でも色によってこれだけ印象が変わるのかと思った。インク研究に楽しみを見出す人の気持ちが少し分かった気がした。

インクで遊んだ後は、いよいよペン先の試し書きにトライ。すぐに試せるようにカウンターにいろいろなペン先を備えた万年筆が陳列されている。誰にも遠慮せずに気軽にペンを手にできるのは嬉しい。スルスルと書けるその書き味の良さを堪能していると、カウンターに戻ってきた店員さんが声をかけてくださる。

長刀研ぎ(なぎなたとぎ)に興味を持っている旨を告げる。中細・中字・太字のラインナップがあるそうで、汎用性が高そうな中細を選ぶと、試し書き用ではなく、売り物にインクを付けて手渡してくれた。黒に金、黒に銀、エンジに金、同じ「長刀研ぎの中細」でもペンによって書き味が異なる。軸の持ち味かといぶかっていると、「ペン先はすべて手作りですから同じ長刀研ぎでも書き味が違いますよね」と店員さんがサラリと言ってのける。思わず「全部手作りなんですか?」とオウム返ししてしまった。うなずく店員さん。

すべて手作りと聞かされて、指に緊張が走る。手のひらににじむ汗をタオルでぬぐいながらじっくりと試し書きを繰り返すうちに、自分にとてもしっくりとくる一本を見つけた。見つけて「しまった」という方が正しい。当初、買うつもりは全くなく、お店を覗いてみようという軽い気持ちだったのだが、自分にピッタリと合う手作りのペン先と出会えた喜びが嬉しくて、購入を決定。試し書きに使ったセーラーのブルーインクの発色が良かったので、一緒に買うことにする。遊び感覚で「ふでDEまんねん」と黒のインクも購入。レビューは文具コラムに掲載予定。

ACT Pen Club の会員登録もさせていただく。ペンクリニックの日程などを案内してくれるそうだ。使っていくうちに気になる点が出てくるようなら、ペンクリニックで相談すると直してくれるとのこと。手持ちのペンの持ち込みも、本数は限られるが OK のようだ。また、万年筆の超音波洗浄はいつでもやってくれる。こういうきめ細かいアフターサービスもありがたい。

ペン、特に万年筆が好きな人なら、まるでおもちゃ箱に入りこんだかのような楽しさを味わえる店だと思う。それも、とても精巧で、完成度が高い、手作りのものと出会える。日本人が日本語を書くために作られ、発展してきた国産万年筆の魅力に触れたければ、まずはこのお店からスタートしたらいかがだろうか。

店名:ACT クリエイターズ BOX 東急店
住所:〒101-0051 東京都大田区西蒲田 7-69-1 東急プラザ 6F
電話:03-3731-5143
URL:http://www.rakuten.co.jp/kadoya-act/
交通:JR 蒲田駅下車 徒歩 10 分ほど

投稿日:2005-03-02| カテゴリー:文具の旅

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